ASPとは正式には [ Active Server Pages ] と呼びます。 ASPとはサーバ上で VBScriptや JavaScriptや Perlといったスクリプト言語を使用して、クライアントからの要求が発生した段階てサーバ側でスクリプトを実行し、その結果を HTMLとしてクライアントへ表示させる技術です。 CGIと同じように ASPは技術の事を指しますので ASP言語といったものがあるわけではありません。
上にも記述しましたが、Active Server Pages とは特定の言語を指すものではありませんが、一般的に ASPで作成というと言語は VBScriptを指すことが多いです。
Windows環境であれば無料で利用できます。
ASPは特定の言語を指すものではありませんが、標準では VBScriptを使用します。
VBScriptは基本的な文法は Visual Basicや VBA ( Visual Basic for Applications ) と同じです。
VBAを覚えればExcelやWordでマクロを作成する事が出来ますし、Visual Basic を購入すれば Windowsアプリケーションを作成する事だって出来てしまいます。
ASP で VBScriptを覚えればそれらの技術も容易に覚えて行けると思います。
前述しましたが ASPはサーバサイトの技術になります。
サーバサイトの技術というのはクライアントから要求があれば処理をするのは要求を受けるサーバ側になります。つまりクライアントとして InternetExplorerを使用していても、Netscapeを使用していてもクライアントに影響される事なく動作します。
データベースの接続も非常に簡単に行えます。
しかも CGIと異なり、Activeサーバコンポーネントを使用して DBサーバとの HTTP接続をアクティブのまま維持することが出来るので Webアプリケーションのパフォーマンスが高くなります。
CGI ではあるスクリプトで使用した値を別のスクリプトで使用したいと考えた場合、データの受け渡しなどを裏で色々行わないと実現できませんでした。
しかし ASPではセッションという概念でユーザを個別に管理しユーザ単位の変数として値を保持する事が出来ます。これにより CGIでは面倒くさかった複数にまたがるページの管理も容易に行えます。
動作環境
ASP は Windows 環境に含まれる IIS( Internet Information Server / Internet Information Service) や PWS(Personal Web Server)といったWebサーバ上で動作する事が出来ます。
各 OSにどの Webサーバがあるのか確認してみてください。
- Windows95/98上のPWS(Personal Web Server)
- WindowsNT上のIIS(Internet Information Server)
- Windows2000上のIIS(Internet Information Server)
まずは作ってみよう
ここまでで ASPについてなんとなくではありますがイメージが掴めたと思います。次は実際に ASP をどのように作っていくのか、とりあえず簡単なスクリプトを作ってみましょう。